フェアトレードサークル「でら★FT」
名古屋市立大学の山の畑キャンパスを本拠地として活動する、フェアトレードサークルです。学生という立場からできることを考え、フェアトレードを通じた国際協力に取り組みます。2007年発足。
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名古屋市立大学の有志で立ち上げた、フェアトレードサークル「でら★FT」のブログです☆気軽にコメントしてくださいね~!



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11月30日大阪シンポジウムの報告♪山田奈美
★はじめに★ 
11月30日(金)18~21時に、大阪IMPホールでの“国際開発協力へのまなざし―実践とフィールドワーク―”というシンポジウムに参加してきました◎国立民族学博物館開館30周年記念のイベントのひとつで、人間文化研究機構が主催です。興味のある方は、何時からかわかりませんが、3月30日にNHKで放送されるそうなのでごらんください!!

★プログラム★
18:00 挨拶 長野泰彦  人間文化研究機構理事
18:05    松園万亀雄 国立民族学博物館館長
18:10 講演 佐藤 寛(アジア経済研究所・研究支援部長)
       「世界の国際開発協力の潮流と日本の貢献」
18:40    鈴木 紀(国立民族学博物館・准教授)
       「フェアトレード:チョコレートを食べて友達を増やそう」
19:30 総合討論「国際開発協力のあり方とフェアトレード」
◎ 座   長 岸上伸啓(国立民族学博物館・教授)
◎ パネリスト 新井 泉(国際協力銀行・理事)
      石原 聡(世界銀行・社会開発専門官)
大石芳野(写真家)
大橋正明(恵泉女学園大学・教授)
鈴木 紀(国立民族学博物館・准教授)

★ 講演要約★
諸事情により総合討論の途中で帰ったので、佐藤さんと鈴木さんの講演のみまとめたいと思います!!総合討論まとめられる人いたらぜひお願いね♪

◎佐藤 寛(アジア経済研究所・研究支援部長)「世界の国際開発協力の潮流と日本の貢献」
・経済開発から社会開発へ
 国際開発援助は20世紀半ばに初めて登場した人類史上きわめて新しい現象で、まだ60年の歴史しかない。しかしその間に、国際開発援助をめぐる考え方は大きく変化してきた。
 1960年代にアフリカを中心に次々と旧植民地であった国々が独立し、それらに対する国際開発援助が始まる。この時期の開発援助では、途上国に足りないのは資金と技術であり、これらを支援すれば経済発展が始まるという「ビックプッシュ」戦略に基づいていた。
しかし1980年代になると、継続的に開発援助をしているにもかかわらず多くに途上国に発展がみられないことから、先進国に「援助疲れ」がみえてきた。また、中南米諸国に対する借款が焦げ付き「債務危機」も発生した。
1990年代になると「経済中心主義」から「人間中心主義」へという流れが生まれる。1995年にはコペンハーゲンで「国連社会開発サミット」が開催され、開発援助は「経済開発から社会開発」へと転換された。
こうした「人間中心主義」、「草の根援助」の一環として、途上国の貧困地域の人々の所得向上を目指し、彼らの産出するものを先進国で販売し、その利益をなるべく中間搾取せずに彼らに還元するという狙いで「フェアトレード」に注目が集まってきた。

・ グローバリゼーションとフェアトレード
これに対して世界規模の経済のグローバル化(市場中心主義)はどんどん加速している。経済格差を生む経済・国際交易のルール自体が問題であるという認識が高まっており、「もうひとつの交易」としての「フェアトレード」が登場することになったのである。
 そのような国際貿易重視のフェアトレードにも、実は相反するふたつの指向性がある。ひとつは明確に「反グローバリゼーション」的な運動に連なるもので、現在の国際貿易のあり方、グローバリゼーションのあり方が「不公正」で「貧困を生み出す」ものだと考え、その変革のためのツールとして「フェアトレード」を捉える。
 もうひとつは、エスニックブームなどに乗って、新たなビジネスチャンスを目指して企業的な立場から参入するもので、企業のイメージ向上のためにフェアトレードを掲げる場合もある。そうした事業体が扱っている品目は幅広く、商品カタログも一般の企業と遜色ないものもある。これは「グローバリゼーションを利用した」フェアトレードといえよう。 
 「反グローバリゼーション」と「グローバリゼーション利用」の中間的な立場としては、現在の国際交易のあり方、自由貿易の原則は維持したままで、より途上国の生産者に有利になるような交易ルールを作ろうという立場があり、改良主義的アプローチと呼べよう。

・ 消費者から見るフェアトレード
飽食日本に暮らす我々は、大きく見れば「豊か」な社会の便益を十分に享受している。ただし世代間で日本の豊かさに対する認識はやや異なる。戦前派の人々にとってこの豊穣は「敗戦の廃墟と貧困から脱出するために、脇目もふらず働いた結果得られた果実」であり、「自分たちが勝ち取ったもの」としてなんのうしろめたさもなく認識することができる。
一方1980年代以降生まれた人々にとっては、生まれたときから「日本はお金持ち」だったので、豊かさは今更意識することもない当たり前の現象である。しかしながら、メディアや旅行によって途上国には貧しさに苦しんでいる人々が数多くいることを知ると、その事実にショックを受け、自分たちの豊かさに引き比べてみて、原罪的なうしろめたさを感じることになる。こうして「途上国の人たちのために何かしたい」という純粋な動機が生まれることになる。
とはいえ、一般市民がいきなり途上国の貧困地域に出かけていって救いの手をさしのべることは容易ではない。こうして「善意の消費者」が日本にいながらして途上国の人々を支援できる仕組みとしての「フェアトレード」に注目が集まることになる。「現場のほろ苦さ」を経験しなくていい分、フェアトレードは手軽で「より快適な」支援の仕方である。

・ 善意は善行を保障しない~チャリティー援助の危険性
開発援助の方向性は、経済開発から社会開発へ、大規模プロジェクトから草の根協力へという流れに傾いている。こうした流れとは別に、国際開発がはじまる前から脈々と続く援助の流れがある。それが「チャリティー型」援助であり、その起源は18世紀のヨーロッパ諸国の対植民地支援にある。先進国の善良な市民の純粋な「かわいそう」という気持ちに発する援助である。しかし社会学・人類学者による援助現場でのフィールドワークを通じて「善意の援助が自動的には善行には結びつかない」ということが明らかになってきている。
一般に「かわいそう」から始まる援助は、いかに動機が善意であっても、途上国の人々の依存心を増し(援助のスポイル効果)、援助を受けられた人と受けられなかった人の間の嫉妬を生み(援助のジェラシー効果)、既存の格差を固定・再生産することさえあるのだ。援助の押し付けのような状況を避けるためには、相手社会の状況を的確に把握するとともに、援助という行為が本来的に持つさまざまな社会的インパクトを適切に理解することが必要である。こう考えると、途上国の発展のために必要な『知』は、自然科学だけでは不十分なので、人文科学による貢献がますます期待されることになる。

・ 生産者から見たフェアトレード
「フェアトレード」が注目されている背景には、「援助」の非対称性(援助者と被援助者の間に力の不均衡があること)に対して、「交易」であるからには両者が対等な立場に立てる、ということがある。
フェアトレードは消費者からみた場合は「お手軽な途上国支援」の方法だが、途上国にいる生産者からみた場合は必ずしもお手軽な収入獲得方法ではない。「フェア」と銘打つからには、その生産過程で環境配慮や、労働条件、品質管理などこれまで以上の配慮が必要になる。そうしたことをすべて先進国の善意の人々が面倒見てくれるならいいが、それではこれまでの「援助」と同じことになってしまう。
フェアトレードの定義には、公正な利益配分、環境配慮、文化的なアイデンティティの保持等さまざまな要件があるが、国際協力とフェアトレードの接点として、「われわれと彼らの関係性」をいかに対等に保持できるか、という問題を提起して終わりたいと思う。
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ちょっと時間なくなっちゃったんで鈴木さんのはまた後日!
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【2012/04/27 11:50】 URL | rffowtsij #JbvYPZlU [ 編集]


お疲れ様ですーhttp://blog123.fc2.com/image/icon/e/734.gif" alt="" width="14" height="15">
ブログ読んで前半も聞きたかったとますます思いましたhttp://blog123.fc2.com/image/icon/e/350.gif" alt="" width="14" height="15">http://blog123.fc2.com/image/icon/e/330.gif" alt="" width="14" height="15">
【2007/12/10 23:37】 URL | みゆき #- [ 編集]


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